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深海2017~有人潜水調査船「しんかい6500」と地球深部探査船「ちきゅう」

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有人潜水調査船「しんかい6500」の1/2模型

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耐圧殻(球形のコクピット)内部の様子

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6000mを超える大深度まで潜水できる船は
世界で7隻しかありません

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コクピットのパネル等が一見、すごくアナクロな感じがしますが
世界最先端の技術であります

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こちらは地球深部探査船「ちきゅう」の1/100模型

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室内まで作りこまれている壮絶な逸品です

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世界最大の科学調査船で
X線CTスキャナ、微生物研究室、地磁気測定室等々の
高度な分析が可能な研究施設をもつ
まさに「海に浮かぶ研究室」です

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船体中央にそそり立つ印象的なやぐら
高さは実に70m
掘削パイプをつるし、その吊り下げ能力は1250トンに及びます

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熱水噴出孔の模型

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噴出域に生息するエビやチューブワームも再現しています

最初の生命は、ここから誕生したのではという説(深海熱水起源説)もあります

by manyamou02 | 2018-08-12 21:10 | 深海2017 | Comments(0)

深海2017~日本周辺の深海生物

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シンカイヨロイダラ
ソコダラ科 北太平洋の水深2500~6950mに生息

日本海溝は、栄養塩に富んだ親流が流れ、近接した日本列島から
有機物が供給されることから、非常に豊かな深海生物が見られます

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キャラウシナマコ
クマナマコ科 汎世界の水深2600~8700mに生息

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デメニギス
デメニギス科 北太平洋の400~800mに生息

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コブシカジカ
ウラナイカジカ科 北太平洋の水深30~2000mに生息

三陸沖の傾斜の緩い幅広い平坦面では
豊富な深海生物が暮らしています

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カンテンゲンゲ
ゲンゲ科 西部北太平洋の水深200~900mに生息

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キヌガサモヅル
キヌガサモヅル科 汎世界の水深100~2000mに生息

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クラゲイソギンチャク科の一種
三陸沖の水深3380mに生息

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ダーリアイソギンチャク
ダーリアイソギンチャク科 三陸沖の水深102~4134mに生息

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フサウミサボテン属の一種
フサウミサボテン科 三陸沖の水深2049~2057mに生息

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ウメボシイソギンチャク科の一種
房総半島沖~三陸沖の水深959mに生息

by manyamou02 | 2018-07-28 20:57 | 深海2017 | Comments(0)

深海2017~南極の深海生物:ダイオウホウズキイカ

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クジラの胃から発見されたダイオウホウズキイカの腕
イギリス以外では公開されたことのない貴重な標本です

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こちらは幼体の標本
成長すると体長14m、体重は500kgを超え
その重量はダイオウイカをはるかにしのぎます

ダイオウホウズキイカは南極海の水深500~200mに生息し
目撃情報も極端に少なく、その生態の多くは
謎に包まれています

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オオウミグモ属の一種
南極海の水深500mに生息

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ナンキョクダルマハダカ
ハダカイワシ科 南極海とその周辺海域の水深250~2000mに生息

南極海は全海洋の実に22%を占め
著しく寒冷化した過酷な環境の中
独特な進化を遂げた生物たちが暮らす
まだまだ未知の領域であります

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キバソコダラ
ソコダラ科 南極海の水深300~3000mに生息

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オオオボロハダカ
ハダカイワシ科 南極海とその周辺の水深200~800mに生息

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ライギョダマシ
ナンキョクカジカ科 南極海の水深200~2500mに生息

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ナンキョクオオイチレツダコ属の一種
マダコ科 南極海の水深32~850mに生息

by manyamou02 | 2018-07-01 20:55 | 深海2017 | Comments(0)

深海2017~深海生物の多様性(水深3000m~):超深海帯の生物

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ダイダラボッチ
アリセラ科 太平洋・大西洋の水深4850~8000mに生息

こちらの標本はトンガ海溝の水深6256mから採集されたものです

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シンカイエソ
シンカイエソ科 大西洋、インド・太平洋の水深400~4900mに生息

地球の全面積の半分以上を占める
300~6000mの水深帯は、「深海帯」と呼ばれ
太陽の光は全く届かず、目を持たない種が増えてきます

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ソコフクメンイタチウオ
アシロ科 大西洋、インド・太平洋の水深4000~5200mに生息

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エンマノタナイス
ギガントアプセウデス科 フィリピン海の水深5500mに生息

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エボシナマコ
エボシナマコ科 汎世界の水深2200~6400mに生息

6000m以上の水深帯は「超深海帯」と呼ばれ
海全体の面積の2%にも満たず、生物にとって極限の環境なんですが
近年、海溝の最深部である1万mを超える水深にも
生き物がいることが明らかになってきました

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ジュウモンジダコ
メンダコ科 日本海溝の水深6000mに生息

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センジュナマコ
クマナマコ科 汎世界の水深5000~7000mに生息

深海を歩くセンジュナマコ
Neptune Canadaの動画チャンネルより

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クマナマコ
クマナマコ科 日本海溝~アリューシャン海溝、オホーツク海の水深6200~8100mに生息

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ヨミノアシロ
アシロ科 大西洋、インド・太平洋の水深3110~8370mに生息

by manyamou02 | 2018-06-17 20:55 | 深海2017 | Comments(0)

深海2017~深海生物の多様性(水深1000~3000m)

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エドアブラザメ
カグラザメ科 大西洋、インド・太平洋の水深1070m以浅に生息

1000~3000mは下部漸深海帯と呼ばれ、太陽の光は極めて少なく
水温も大きく低下し、生物の種類や数は次第に減少していきます

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ホウライエソ
ホウライエソ科 太平洋、インド・大西洋の水深500~2500mに生息

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アカギンザメ
ギンザメ科 北西太平洋の水深450~1000mに生息

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チョウチンアンコウ
チョウチンアンコウ科 太平洋の熱帯・亜熱帯域の水深600~1200mに生息

ナショナルジオグラフィックHPより:「交尾する深海アンコウ、史上初の撮影

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マイクツガタナマコ
ミツマタナマコ科 太平洋の水深700~3000mに生息

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ウルトラブンブク
ヘンゲブンブク科 西太平洋の水深560~1615mに生息

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コンゴウアナゴ
ホラアナゴ科 大西洋・インド・太平洋の温帯域 水深140~2620mに生息

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ホラアナゴ
ホラアナゴ科 大西洋・インド・太平洋の水深290~2400mに生息

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オオイトヒキイワシ
チョウチンハダカ科 大西洋、インド・太平洋の熱帯・亜熱帯域の水深880~4720mに生息

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クロオビトカゲギス
トカゲギス科 大西洋、インド・太平洋の水深900~3300mに生息

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サガミハオリムシ
環形動物門 シボグリヌム科 相模湾、南海トラフの水深606~1170mに生息

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カワリヘビゲンゲ
ゲンゲ科 北西太平洋の水深1020~2040mに生息

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ムネダラ
ソコダラ科 北太平洋の水深140~3500mに生息

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ベニオオウミグモ
オオウミグモ科 汎世界の水深700~4000mに生息

by manyamou02 | 2018-06-09 22:48 | 深海2017 | Comments(0)

深海2017~深海生物の多様性(水深200~1000m)

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バケキホウボウ
キホウボウ科 インド・太平洋の水深60~300mに生息

200~1000mの水深帯は「上部漸水深帯」と呼ばれ
まだ、わずかに明るさが残っていることから
「トワイライトゾーン」と呼ばれることもあります

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ムラサキヌタウナギ
ヌタウナギ科 北西太平洋の水深200~1020mに生息

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アラメギンメ
ギンメダイ科 インド・太平洋の水深200~550mに生息

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サガミソコダラ
ソコダラ科 北西太平洋の水深200~720mに生息

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トリカジカ
トリカジカ科 北西太平洋の水深200~1000mに生息

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マメオニガシラ
オニガシラ科 インド・太平洋の水深230~710mに生息

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トガリコンニャクイワシ
セキトリイワシ科 西部太平洋、東部インド洋の水深700~1530mに生息

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ウケグチイワシ
セキトリイワシ科 極地を除く汎世界の水深150~3200mに生息

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タナカセキトリイワシ
セキトリイワシ科 インド・西太平洋の水深320~1300mに生息

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バケアオメエソ
アオメエソ科 熊野灘、土佐湾、九州~パラオ海嶺の水深500~700mに生息

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ユウレイイカ
ユウレイイカ科 日本南西部以南、西太平洋熱帯域の水深400~800mに生息

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オロチゲンゲ
ゲンゲ科 日本海の水深441~785mに生息

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ヒメコンニャクウオ
クサウオ科 福島県~駿河湾の水深521~1100mに生息

by manyamou02 | 2018-05-18 20:55 | 深海2017 | Comments(0)

深海2017~巨大生物:オンデンザメとダイオウイカ

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オンデンザメ
全長7mにも達する巨大深海ザメ

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北大西洋に生息するニシオンデンザメは400年も生きることが判明しています

ナショナルジオグラフィックHPより:「約400歳のサメが見つかる、脊椎動物で最も長寿

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日本でも駿河湾で発見されています

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もういっちょうナショナルジオグラフィックHPより:「超貴重!巨大深海ザメの撮影に成功


こちらの動画はコンサベーション・インターナショナルのチャンネルより

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ご存知、ダイオウイカ
全長18m、世界最長の無脊椎動物です

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特に長いのが、獲物を捕まえる際に使う二本の触腕

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比較用に展示してあったスルメイカが40cmなので
実に45倍もの長さということになります

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頭上におられる大王の巨大模型


こちらは2015年に富山県で撮影された泳ぐダイオウイカの貴重な姿

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そして、深海の巨大生物と言えば忘れちゃならないダイオウグソクムシ(,,,,,▼ω▼)

全長50cm、ワラジムシ目としては世界最大です

by manyamou02 | 2018-05-05 22:12 | 深海2017 | Comments(0)

深海2017~生物発光「カウンターイルミネーション」

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ホウライエソ
腹側の発光器を光らせ、かすかに届く太陽光と同調させることにより自身の姿を隠します
このような発光の役割を「カウンター・イルミネーション」(逆照射)と呼びます

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ホタルイカ
腹側に無数に分布する粒状の発光器がカウンターイルミネーションの役割を果たしています

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フジクジラ
腹側に小さな発光器が無数にあり、青く光ります
深海に棲むサメの仲間では、フジクジラが属するカラスザメ科とヨロイザメ科の中に発光する種がいます

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ムラサキカムリクラゲ
体の中央のドーム状部分の周囲が円を描くように発光します
これは捕食者に襲われた際に、より大きな捕食者を呼び寄せ
目の前の敵を襲わせて、自分が逃げる為と考えられています

JAMSTECのHPより「ムラサキカムリクラゲ

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デメニギス
「管状眼」と呼ばれる筒状で先端にレンズ(眼球)のついた特殊な目を持っています
この緑色の眼球は太陽光のかすかな光を吸収し
カウンターイルミネーションで身を隠した生物を見破ると考えられています

モントレー湾水族研究所(MBARI)のブルース・ロビソン博士らにより撮影された
あまりに有名なデメニギスの動画

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クロソコイワシ
まるでフクロウのような大きな目ということで「アウルフッシュ」とも呼ばれます
体を立てて、上をじっと見つめその大きな目でカウンターイルミネーションを見破ると考えられています

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ナンキョクオキアミ
オキアミ類の中でも最大の種
目の付け根と胸部、腹部に発光器があり、青白く光ります

by manyamou02 | 2017-10-14 22:55 | 深海2017 | Comments(0)

深海2017~生物発光

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チョウチンアンコウ
深海を代表する発光生物
頭の誘引突起(イリシウム)の先端にある疑餌状体(エスカ)が発光し
獲物をおびき寄せると考えられています


こちらは江の島水族館で撮影された
発光器を光らせている貴重な映像
EnosuiMovieより)

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アゴヌケホシエソ
アゴ下にある細長いヒゲの先端が光り、獲物をおびき寄せると考えられています
また目の下に二つの発光器があり、腹部にも発光器列を持っています

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コウモリダコ
タコの祖先に近いと言われている「生きた化石」です
ヒレの後ろと両目の間に大きな発光器があり、
腕の先端からも粘液状の発光物質を放出することができ
敵から逃げる為の目くらましとして利用します

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クロカムリクラゲ
傘の内側が黒いのがその名の由来
12本の触手で獲物を狩ります
体全体を光らせることができ、さらには発光物質を放出することができます
発光物質は自分からは少し離れたところで光る為
光を囮にして、天敵から逃げるのに利用していると考えられています

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オヨギゴカイ属の一種
ゴカイの仲間(環形動物)の大半は海底で過ごしますが
オヨギゴカイは疣足(いぼあし)を交互に動かして泳ぎ
刺激を受けると疣足の分泌腺から、海洋では珍しい黄色い発光物質を放出します

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ヒオドシエビ
深海性エビの代表種
深海では目立ちにくい鮮やかな赤色で「緋縅」(ひおどし。氷魚縅とも)とは紅い鎧の意
体に発光器を持ち、青色の発光物質を放出することもできます

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ヒメトゲウミエラ
日本近海に棲む刺胞動物

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ヤナギウミエラ
ウミエラの仲間も刺激を受けると体を波状に走るような発光が確認されています

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アミガサクラゲ
虹色に輝く櫛板(しつばん:櫛の歯のように並んだ短い毛)は、光の反射によるものですが
近年、体内に網目状に広がる枝管(しかん)を発光させる姿が確認されています

by manyamou02 | 2017-09-29 22:10 | 深海2017 | Comments(0)

深海2017~深海のトップ・プレデター

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トップ・プレデター(頂点捕食者)
自らは食べられることがなく、他の生き物を捕食する
食物連鎖の頂点に立つ存在

近年の研究で明らかになってきた深海のトップ・プレデターたち

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ユメザメ
漆黒の体に大きな目
一枚一枚のウロコも大きく、強度を誇ります

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全長は120cmとそれほど大きくはないですが
獰猛なハンターと考えられています

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カグラザメ
全長5mにも達し、大きくなると他のサメをも襲う、まさにトップ・プレデター

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キタノクロダラ
全長1mを超える大型捕食硬骨魚類
日本では相模湾以北で生息しているというのが、その名の由来ですが
近年、駿河湾でも出現が報告されています

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ムラサキギンザメ
大きな胸ビレが印象的
「サメ」と名前が付いていますがサメの仲間ではなく
より原始的な全頭亜綱の魚です

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ギンザメ類の特徴である板状にくっついた歯で
貝類や甲殻類を食べると言われています

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ソコボウズ
水深2000mを超える深海に生息
海底の甲殻類や多毛類、イカや魚を捕食することが知られています

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深海底で暮らし、丸みのある頭部であることから付いた名前が「底坊主」
深海に落ちてくる生物の死骸が常食ということを考えると
まさに海底で供養をしているようなイメージが...


by manyamou02 | 2017-09-03 21:46 | 深海2017 | Comments(0)